KINOTTOの工場見学(靴下編)

11月に入り日々寒さが増していくのを感じる季節になりました。
朝の身支度の際に、ふわふわの靴下に足先を包まれるのが
ちょっとした楽しみになりつつある今日この頃です。

そんなふわふわ靴下の季節に合わせたかのように、
先日KINOTTOの靴下を作っていただいている工場にお邪魔してきました。
今回は、少しだけその様子をお見せできればと思います。

ところで、日頃何気なく身に付けている靴下ですが、
日本一の生産地は奈良県だという事をご存知でしょうか?
靴下生産100年を越すこの産地でKINOTTOの靴下も作られています。

こちらが靴下工場の様子です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

色々なタイプの機械が整然と並べられており、
その特徴に合わせて機械を使い分けています。

そして、それぞれを職人さんがチェックしながら
編み立てを進行しています。

ちょうどKINOTTOの靴下の編み立て中の様子を
機械を開いてみせていただきました。

輪の外側に配置された針で糸をひろいながら筒状に編んでいきます。
高速で回転する機械の様子は(自分で編み物をすることと比較すると)
本当に奇跡の様なスピードと正確さです。

さて、機械で編みあげた靴下のつま先部分は、
ぱっくりと開いた状態になっています。

これをひとつひとつ丁寧に手作業で端と端を合わせて・・・
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

つま先を縫い合わせる機械に通していきます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

これで靴下の成形は完成です。
(一番右にあるのがつま先を縫い合わせる前の状態です)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

KINOTTOでは、このあと加工を施すことで
独特の柔らかさに加え伸び感とフィット感をともなった
ふわふわの靴下へと仕上げています。

今回は簡単にかいつまんだ行程を見ていただきましたが、
KINOTTOの靴下は、まだまだ手のかかる行程をいくつも経ることで完成し、
その後、いろいろなお店に並べていただくことでやっと
お客様にお届けすることが可能になります。

今も昔も、さまざまなジャンルの職人さんの技術や
手作業で行われる行程の正確さや細やかさによって
私たちのものづくりは支えられています。

今後もKINOTTOを支えて下さっている国内のいろいろな工場の様子を
少しずつですがご紹介できればと思っていますので、お付き合いいただければ嬉しいです。

ふわふわで乾きやすいが理想です

梅雨真っ盛りのこの季節、
雨が降り続いて洗濯物がなかなか乾かず
お悩みの方は多いのではないでしょうか。

この春からKINOTTOに新商品として加わったタオルを作成する際も、
もちろんこの悩みをどのように解決するかは大きな悩みのひとつでした。
(実用性を考えるならばそれを避けて通ることはできないと考えたからです。)

ふわふわでふくらみがあり吸水性の良いものでありつつ、さらに乾きやすいタオルが理想!
そんな結論と意志のもと、今治の職人とつくり上げたのがKINOTTOのタオルです。

タオルの構造上
「ふわふわでふくらみがあり吸水性の良いもの」は、
比較的みっちりと糸が詰まっていて乾きにくいものになってしまい
「乾きやすいもの」は、
ふわふわのふくらみ感が少ないものになってしまいがちです。

その相反するような内容を、職人の経験と力を借りながら、
タオルを織る際の密度やタオルの端の始末にも注目しながら改善し、
いくつもの試織を経て理想のタオルは出来上がりました。
(もちろん、KINOTTOで使用している綿の特徴を活かすことは大前提でした!)

とうとうやってきたこの季節、
雨の日でもきちんと広げて干しておけば室内でも乾きやすく、
私たち自身もその実用性を実感できています。

image

とはいえ、今日は久しぶりの梅雨の晴れ間。
太陽の力でカラッと乾かしてもらったタオルはやっぱり最高!
朝から張り切って洗濯した真っ青なタオルが
久しぶりの青い空にうかんでとても気持ちよさそうです。

KINOTTOのコットンが糸になるまでの話

5月も中旬を過ぎ、薄着でも過ごしやすい爽やかな季節になってきましたね。
日中外出していると、汗をかくような日差しを感じる日もあり、気楽に洗濯ができて肌触りの良いコットン素材のアイテムは、これから夏にかけて手放せないなぁ〜とあらためて感じる今日この頃です。

今回は、そんなこれからの日常に欠かせない「コットン(綿)」という素材に、より親しみを持っていただければと思い、一般にはあまり知られていない(と思われる)コットンまめ知識「コットン(綿)が原料から糸になる過程のお話」を書かせていただこうかなと思います。

こちらは、KINOTTOで使用しているコットン(原料の綿)です。
綿

ふわふわとしていて、この状態でもとても肌触りが良く色もきれいな原料です。

綿花畑で育てられた綿花は、花が咲き実がはじけた後このふわふわした部分のみ摘まれて紡績工場(ぼうせきこうじょう)にやってきます。
紡績工場とは原料を加工して糸にする工場のことです。

まず、原料の綿はきれいに異物(綿ではないもの)を取り除かれます。
その後カーディングと呼ばれる行程で、さらに奇麗に異物を取り除きながら繊維の方向を揃えられます。(綿の原料のふわふわしたものは一本一本の繊維の集合でできています。)
カーディングは「絡まった髪の毛を櫛でとかしていくような行程」というと身近な感じがしますね。

image

写真奥がカーディングを終えた綿の繊維の束です。塵がなく繊維の方向が揃った状態になっています。
触ってみると、さらさらとして気持ちがいいです。
KINOTTOでは、このカーディングの後さらに短い繊維を取り除き、より長くてきれいな繊維を選別するコーミングをしています。
そうすることで、より均一できれいな綿の束になります。
コーミングは「奇麗に揃った髪をさらにブラッシングすることで艶を出す感じ」に似ていますね。(厳密にはちょっと違いますが)

ちなみにコーミング(combing)という言葉は、髪を櫛でとかすという意味でもあります。

その後、それらの均一で光沢のある綿の繊維の束をさらにいくつか束にして重ねたり引き延ばしたりを繰り返し、より光沢のあるスライバー(写真手前)という状態にします。
スライバーはとても肌触りが良く、さらさらでふわりとしています。
スライバーは糸の赤ちゃんという感じでしょうか。

このスライバーを引き延ばし、様々な撚りをかける(ねじる)事によって色々な表情を持った糸をつくる事が出来ます。
糸

いかがでしたでしょうか?
私自身この行程を初めて目にした時は、人前に出る前の原料の綿の身支度の丹念さにとても驚き、糸になる前の時点での様々な努力があるからこそ素晴らしい生地をつくることができるのだなぁと感激した記憶があります。

ちょっとマニアックな話になってしましましたが、もしご興味のある方はKINOTTOの道具たちをそんな角度(目に見えない裏側の物語)からも楽しんでみてくださいね。

商品

そんなことはさておき、やはり着たり使ったり実際に自分で感じる事が出来るのが道具の魅力!
これからの季節、ぜひどんどん洗ってお楽しみくださいませ。

カタログが出来上がりました。

image1

記念すべき第1号です。

KINOTTOのアイテムが1冊にまとまりました。

image2

シンプルでありながらも、素材感の心地よさとデザインや配色でユーモアやスパイスが効いたKINOTTOの道具たち。

これから、長く長く皆様の日常に寄り添っていけますようにと、出来上がった1冊を手に思いを膨らませています。

ホームページとカタログに使われている写真の撮影は、KINOTTOの商品が出来上がったばかりの年末に行われました。

モデルのみなさんは、着替えて着替えて…たくさんの表情を見せて下さいました。

撮影の様子を少しだけ。

KINOTTODSCF0041DSCF0029

DSCF9996