この布が本領発揮のシーズンです    ー いつもの日々のほどよい布 − 2 ー

 

単純なかたち。

さっと取り出して使いやすいサイズ感。

洗濯に強い素材感。

吸水性や手触りの良いもの。

丈夫であること。

綺麗な色のもの。

 

毎日の現実的なくらしにおいて

「特によく使っている布」についてあらためて考えてみると、

こんな共通性が浮かんできました。

 

 

この書き出し、すでにどこかで見たような・・・・

(気づいてくださった方、いつもありがとうございます。

そして何度も失礼しました。)

 

そう、前回の「いつもの日々のほどよい布」のなかで、

キッチンクロスについて掲載した文章と全く同じなのです。

 

 

このところすっかり秋めいて、

残暑の中にも肌寒さを感じる日が増えるとともに、

身近で活躍する機会がグッと増えている

「あるアイテム」について思いをめぐらせたとき、

 

「あれ!この布にも共通している」とあらためて気づき、

少し驚きつつまた書いてしまいました。

 

 

よく使っている =(イコール)便利な布の特徴は、

それ自体のサイズや風合いによって使われる場所や用途こそ違えど、

ある程度共通しているようです。

 

 

さて今回の「あるアイテム」とは、KINOTTOのリネンガーゼストール。

実はこのストール、私たちにとっては年間を通して側にある、

かなりほどよい存在です。

 

つい先日まで続いていた強烈な暑さと日差しの厳しい真夏にも、

このシンプルな布は大活躍。

 

クーラーの効いた室内では、ついつい涼しさに慣れてしまい、

無意識に身体が冷えがちになることから守ってくれたり、

灼熱の太陽のもと、ちょっと近所に買い物に出る際には、

首から肩を覆って日焼け防止の日除けとしても。

 

 

そして、このところ登場回数が増えているのは、

外出時の羽織代わりとして持ち歩くようになったから。

 

 

いまの時期ジャケットやコートはまだ早い気がするけど、

突然肌寒くなったり、朝と夜の急激な気温の変化もなんだか少し不安です。

 

 

そんな予測の難しい天候が続いたら、

必要かどうかを考えることなく、とにかく一枚バッグに忍ばせて出かけます。

畳んだものを縦長に丸めればコンパクトに持ち運べるのも安心。

 

 

終日寒いとわかっている日にはアウターを着て出かけますが、

普段の荷物は、なるべく大袈裟でなく身軽であることが快適です。

 

まさに季節の変わり目こそが、このストール本領発揮のタイミングなのです。

 

もし出先で思いのほか冷えてきてしまっても、

首まわりや肩まわりをふわっと覆えるだけで寒さが和ぎ気持ちもほぐれ、

さらには綺麗な色が目に入ることで、ちょっぴり元気がわいてくることも。

 

KINOTTOのリネンガーゼストールは、

バリエーション豊かなカラーや大きめのサイズ感も魅力ですが、

その肌触りも大きな特徴のひとつ。

 

ガーゼ生地ならではの通気性の良さと柔らかさだけでなく、

さらに魅力的な風合いのために、

私たちは生地を織りあげる織機(しょっき/生地を織る機械)にも注目しました。

 

取扱いの手間や利便性追求などの面から、

いまとなっては扱っている工場が限られる

昔ながらの織機を用い丹念に織りあげることで、

糸と糸の間に自然なゆとりが生みだされ、

この生地特有のしなやかで優しい肌触りに仕上がっています。

 

 

首に巻いたり、肩にかけたり、膝にかけたり、テーブルにかけたり、

たまには気軽なピクニックで敷きもの代わりにしてみたり。

老若男女問わず、さまざまなライフスタイルに寄り添えるやさしい布。

ある時この魅力的な布を作り出す過程を

実際に目と手を通して確かめたくて、

工場の方に無理をお願いして体験修行させてもらったことがありました。

 

学ぶことが多く本当に貴重な経験だったと今更ながら身に染みています。

 

残念ながら会いたい人にも気軽に会えない状況が続いている現在、

これまで職人さん達から教えていただいた

沢山のことがあらめて鮮明に思い出され、

日本各地の素晴らしい産地やその未来についても思いを馳せる毎日です。

KINOTTOで使用しているコットンのハナシ

KINOTTOのカットソーやタオルの素材として使用しているコットン。
このコットンと出会ったのは、お世話になっている紡績工場に訪れた時でした。

紡績工場とは、糸を作る工場のこと。

糸は、あまりにも身近で当たり前の存在になっていて、日常の中であらためて注目することは多くなさそうですが、編むことでニット製品になり、織ることで生地ができる。私たちのものづくりにも欠かせない重要な存在です。

素材のコットンを求めて伺った紡績工場ですが、素材そのものについてだけではなく、普段の自分達の目線とは全く違う角度からの様々なお話も伺うことができ、それはどれも興味深く心に響くものばかり。
KINOTTOは興味津々でいろいろ質問させてもらいました。

その一つが世界中の綿花畑についてのお話。

枯れ葉剤がまるで当たり前のように使われている現状や児童労働をめぐる話など、人道的にも許されない内容が見過ごされてきている状況は、本当に耳を塞ぎたくなるようなものでした。

けれど、自分達はその現実から決して目を逸らさず、非人道的なことが行われないよう、この仕事が「みんなが幸せになれる仕事」となっているのかを重視し取り組まれているというお話。
そしてさらに、取引する農場には必ず赴き自分達の目で状況を確かめるだけでなく、より良い環境を目指し信頼関係の築ける方としか契約をしないというお話には、安心すると同時にとても心強く感じました。

信頼でき尊敬できる方々との繋がりは、いつでも私たちのものづくりに勇気と前を向く力を与えてくれます。

 

写真は、そのときそっと分けていただいたコットンの原綿(糸の材料となる綿花の綿毛を摘んだもの)。お気に入りの3種類を並べてみました。

ぱっと見でも伝わる色や表情の違いはもちろん、肌触りや特性もそれぞれどれも個性的で魅力的。ひとことでコットンとはいっても、その原料にはこんなにも大きな差があります。

真ん中にあるKINOTTOのコットンは、栽培される土地の環境からふくらみ感が抜群で、白色度が高く、上品なツヤもあるのが特徴。

KINOTTOのカットソーやタオルなどの商品を通じて、この紡績工場がつくりあげる綿糸の魅力も感じていただけたら嬉しいです。

KINOTTOの色のこと


(画像左から)
コーラルピンク
ダークネイビー
オフホワイト
ペールミント
グレイッシュブルー
トップチャコール
ブラック

おかげさまで7色展開になりましたKINOTTOのカットソー天竺シリーズ。

5月に入り、意図せず急激に冷え込むという恐怖もほとんど感じなくなり、
毎日、着てー洗って−着て、を繰り返すことができる快適な季節がやってきました。

新顔だったブラックもすっかりおなじみの顔となり、
私たちKINOTTOの生活の中にもすっかり定着しています。

ちょっとシックな気分になりたい日はブラック!
というように、気分に合わせて色を選ぶというのは
とても楽しいものです。

不思議なことに、全く同じかたちだとしても
(例えばそれが身につけるものであれば特に)
色によって気分がガラッと変わったり、印象が全く違って見えたりして、
見慣れていたはずのものに、あらためてハッとしてしまうことがあります。

KINOTTOでは、素材の特徴と相性を考慮しつつ、
さまざまな色への感覚も大切に共有しながら、
最大限に色の魅力も楽しんでいただければとの思いを込めてものづくりしています。

そのため「きれいな色ね」とか「元気になりそう」とお声かけいただくことは、
私たちにとって本当に嬉しくありがたいことでもあります。

いつもよりも長い休日をお過ごしの方も多いこの時期。

お出かけ先でKINOTTOを見かける機会がありましたら、
ぜひ手にとってさなざまな色の持つ魅力もお楽しみくださいね。

KINOTTOの季節

青い空に浮かぶ白い雲。

そよ風の心地よい晴れた日に、のんびりとうつりゆく雲のながれを楽しむのは
とても素敵なひとときです。

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そして、そんな快晴のなか
おひさまの日差しをたっぷりと浴びてふんわりと乾いたタオルとTシャツ。

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タオルと・・・Tシャツ?!

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そうです、実はこのTシャツ、ポストカードなんです。
¥120切手を貼ってポストに入れれば、ちゃんと郵便物として届けてもらえます。
(タオルポストカードの際のJOURNALを読んでくださった方、たびたび失礼いたしました。)

お客様の
「何これ!?おもしろーい」
とか
「え?びっくりした〜小さすぎると思ったら!」
という、笑いながらの嬉しそうな反応が私たちも嬉しくて、
またやってしまいました。
今回はTシャツポストカードです。

各産地の方々にご協力いただきながらものづくりをしてきている私たちKINOTTO。

日々関わっている産地の方々への尊敬とともに、
大切に生産を続けて行きたいという気持ち。

KINOTTOを手に取ってくださった方々の日常でも、
心地よい存在になっていって欲しいという願い。

そんな両方の想いを胸に秘めつつ、
今年もKINOTTOがより活躍できる季節がやってきました。

Tシャツやタオル型のポストカードを携えて、
直接みなさまとお会いできる機会を作れたらと現在計画中。

いまからその日が待ち遠しく
わくわくしているKINOTTOスタッフ一同です。

KINOTTOという名前のこと

「キノットっていう言葉は、何か意味があるんですか?」
とか、
「どうしてキノットという名前なんですか?」
と尋ねていただく事があります。

もちろん、KINOTTOをスタートする際、私たちなりに色々な思いを込めて
KINOTTO(キノット)と名付けました。
今更ではありますが、今回はそのことについて少しお話しさせていただければと思います。

KINOTTOは、イタリア原産のCHINOTTO(キノット)という果実から
インスピレーションをもらっています。
CHINOTTOは、日本ではなかなか手に入りにくい果実なので、
より身近に感じられるものとしては、
レモンをイメージしていただけると分かりやすいかもしれません。
レモン

果実そのものを直接いただくというよりは、
他の食材との組み合わせによってより力を発揮する存在。
ちょっと添えることでメインをぐっと引き立てたり、味や香のアクセントとなる存在です。
また、柑橘類の持つ爽やかでハツラツとしたイメージ。
それから、キノットという言葉の愛嬌のある響き。

そんなCHINOTTOの持ついろいろが、私たちの目指すブランドのイメージにとてもしっくりときたのでした。

来月でブランドをスタートして丸2年が経とうとしているいま、
あらためてブランド名に込めた意味を心にしみ込ませ、
これまでにお会いできました皆様に感謝しつつ、
気持ちも新たにKINOTTO3年目をスタートしていきたいと思っています。

この2年間にKINOTTOを手に取って下さった方々の生活で、
「あるといいよね」とか「持ってて良かった」という存在になれていますように!