優しい空気と穏やかな関係性

世界中のものごとが大きく変化し戸惑うことも多いこの状況のなか、

快くKINOTTOの訪問を受け入れてくれた、お菓子研究家の本間節子さん。

 

この春のatelier h(アトリエ エイチ)での素敵なひとときは、

本間さんと親しい友人であるスタッフの存在も後押ししてくれたものでした。

(KINOTTOのカタログモデルに本間さんを紹介してくれたのも彼女です)

ともに過ごすなかで感じたのは、2人の間に漂う優しい空気と穏やかな関係性。

 

人と人とが離れて過ごすことを余儀なくされている現在、

あらためていいなと感じたそんな2人の関係性は、

一体どのように培われてきたのだろう?

 

そんないきさつに興味がわいて、そっと話を聞いてみることに。

出会いのきっかけは、本間さんのお菓子づくり教室に足を運んだこと。

いまから17年前のことだとか。

 

もともと習い事が得意なタイプではないんだけど・・・

先生(彼女は本間さんのことをこう呼びます)のレッスンは

自然と通い続けることができたの。不思議だよね。

 

少し恥ずかしそうにそんなことも教えてくれました。

 

にこにこと聞かせてくれたエピソードの数々はとても興味深く、

ここで全てをお伝えができないのが残念なのですが、

何気なく語られるその内容は、

とても幸運な「偶然」に満ちていると気がつきました。

 

まず、その出会いのきっかけもまさに偶然。

 

お菓子づくり教室に通うことは全く頭になかったのに、

当時出会った新しい友人にたまたま誘われ、

なぜか行ってみる気になったのだそう。

(そもそも習い事が苦手なので、とても珍しいことだったのだとか)

 

また、レッスンに通う前から

本間さんのお菓子の本をすでに所有していたことも判明。

(そのことには後々気づきびっくり!)

 

そして、交通の便の良いルートや距離に

お互いの住まいがあったことも。

(こういうことも思いのほか重要な偶然といえるかもしれません)

 

そのほかにも、2人の距離を縮めるようなきっかけは重なります。

レッスンに通うなかで自然と目にすることとなる道具類、

お互いが身につけているものの好み、住まいや暮らしかたに関する感覚など、

共感するものごとが多くとても気が合った2人。

 

もちろん、本間さんのつくる

「素材を大切に愛らしく丁寧につくられるお菓子」に心を打たれたこと。

そして、お菓子づくりという魅力的な体験を共有することが軸となり、

この良好な関係が培われたことは間違いありません。

 

そしてまた、その陰にたくさんの偶然があったことも。

人と人との出会いはとても不思議です。

ふとしたタイミングで良い巡り会いが続いたり、

ぱったり何にも会えなかったり。

そしてその出会いの行方にしても、その後の関わり合いによって、

どんな感触のものにでもなりえるのだから。

 

 

現在2人は、お互いの人生を静かに見守りながら互いに応援し合えるような、

穏やかで心強い関係になっているそう。

KINOTTOが今回の話にふれ、思いあたったことがありました。

 

それは、「衣、食、住」という

「暮らしの基本となる感覚」を共有しつつ交流を重ねてきたことも、

2人の穏やかな関係性に大きく影響しているのではないかということ。

 

生活が多様化している今日この頃、

個々の暮らしに触れる機会は案外少ないことにも気づきます。

暮らしに寄り添うブランドKINOTTOにとって、

暮らしとともに培われた関係性に魅力を感じたのは、

もしかしたら必然であったのかもしれません。

 

ふとそのとき

「KINOTTOのモデルにいい人がいるよ」と本間さんを紹介してくれた

彼女の顔が頭に浮かび、

何だかとても嬉しく温かい気持ちになるとともに、

いつでも出会いを大切にしていきたいと

あらためて心に留めた出来事でした。

 


 

現在、本間節子さんの新刊が全国書店にて販売中。

 

『やわらか とろける いとしのゼリー』(主婦の友社)

 

 

これからの季節にもぴったり。

涼やかで目にも優しいレシピでいっぱいの新刊もぜひご覧くださいね。